ここ数日、右手を握ると腕が痛いのです。
痛いところは「前腕」の一番太いところなのです。
確かに、左腕と比較して一回り腫れています。
原因はわかりません。
ここまで書いて気になったのですが、「前腕」と言いますが、肩寄りの腕は「上腕」ですよねぇ。「後腕」とは言いませんよねぇ。
逆に、「前腕」を「下腕」とも言わないですよねぇ。
「上腕」は「二の腕」って言いますが、「前腕」を「一の腕」って言いませんよねぇ。「三の腕」ですか?
また、話が逸れてしまいました。
右手を握れないとどのようなことが起きるかと言うと、トングが握れないのです。
一昨日、焼肉屋へ行ったのですが、痛くてトングで肉がつかめなかったのです。
庭木の枝を切ろうと、植木バサミを握ると激痛が走って切れませんでした。
切らなくてもいいような細い枝なら切れます。
役立たずです。
軽いものを持つのは問題ないのですが、ワインの瓶を持ち上げるのは痛いのです。
もちろん、左手で持てば支障はありませんが、一応、右腕に湿布を張りました。
そんな中、今週も在宅勤務継続です。
今日はいい天気なので、昼休みを12:00~14:00と決め、PCの予定表に入れました。
もちろん、就業時間も1時間延ばします。
この昼休みを利用し、近所に借りている家庭菜園に行くことにしました。
この時期、収穫できるのは「絹さや」ぐらいです。
スティックセニョールも花が咲いています。もう終わりです。
「イチゴ」が白い花を付けていましたが、まだこの時期の花は摘み取ってしまいました。
ただ、駄農なもんで、3月だというのに草が結構生えているのです。
周りの畑では、ほとんど雑草は見かけないのに、家の畑だけは青々としているのです。
さすがに、一寸、恥ずかしいしので草取りをすることにしました。
最近、雑草は土が固くなるから、根っこから抜くより、根を残して刈った方が
いいということを教わりました。
しかし、スコップしか用意してない私は、そのようなアドバイスを無視して、根っこから抜き始めました。
柔らかな土に生えている雑草は、簡単に抜けるのですが、固い土に生えている雑草は抜くのに力が要るのです。
そして力を入れると、前腕に痛みは走り抜けたのです。
仕方なく、両手でスコップを雑草の周りに挿し、抜け易くしてから引き抜く作業を続けました。
作業を続けていると、暑くなって着ました。
今日は本当にいい天気です。
Tシャツ一枚になり、前腕の湿布も剥がしました。
雑草を抜くのに、いちいちスコップを挿す手間かかるので、結構時間がかかりました。
ほぼ、きれいになってきたころ、数区画奥で農作業をしている奥さんが、私の畑に来たのです。
さすがに平日の昼食時に、畑にいるのは奥さんと私だけです。
奥さんは、農作業をしているとは思えないような、小ぎれいな服を着ているのです。
なんとスカートをはいているのです。
「絹さや」でも収穫して、すぐ帰るつもりだったのかもしれません。
私のTシャツ一枚の姿とは大違いなのです。
そして奥さんは私に「ネギは植えてますか?」と聞いてきたのです。
私は「ネギ、は植えてません」と言いました。
「こんな狭い畑、見れば解るでしょ」とは言いませんでした。
すると奥さんは「よろしかったら、ネギ要りませんか?」と仰られたのです。
私は軽い気持ちで「ありがとうございます」といいました。
そして、奥さんの畑について行きました。
そこには、ネギが三畝(うね)植わっていました。
奥さんは、昔は端にちょっとだけ植えていただけだったけど、どんどん分けつして、三畝になったと仰いました。
そして、奥さんはスカートのまま、おもむろにネギを何本か引き抜きました。
そして奥さんは私に「これを適当に分けて植えると、ドンドン増えますよ」って言うのです。
えっ!食用にくれるんじゃないの?
とても、家にネギを持って帰らしてくれる雰囲気じゃないんです。
奥さんは丁寧に、ネギの植え方を私に教えるのです。
今さら、腕が痛いとか勤務中だとか言うのもオヤジらしくないので覚悟を決めました。
私はお礼を言い、ネギを抱え自分の畑にもどりました。
そして、痛みに耐えながら、奥さんに教わったとおり一畝掘りました。
鍬を握る手に力が入りません。
”奥さん、私腕を痛めているのです”
”鍬が握れないのです”
と心の中でつぶやきました。
ふらふらしながら、掘り起こしているのが、自分でも分かります。
なんと頼りないオヤジに見られているのでしょうか?
奥の畑から、奥さんに監視されているような気分でした。
奥さんはとってもやさしいのですが、なんか威圧感があるのです。
そして、なんとか戴いたネギを植え終わりました。
「女王様!この植え方でよろしいでしょうか?」
*本日の就業時間を2時間延長します。