家庭菜園の、スナップエンドウと絹さやを収穫してきました。
去年の11月ごろに苗を植えて、冬を越し、やっと収穫時期になりました。
苗は3本しかありませんが、このところ暖かいので、ほぼ毎日、何個か収穫できます。
収穫したスナップエンドウを奥さんに渡すと、
「今、スナップエンドウ安いのよね。スーパーで、パックにいっぱい入って100円で売ってるわ」と失礼な、ご発言でありました。
「野菜が高い時には、収穫なしで、安くなると、食べられないほど持ってくるのね」とご不満そうにおっしゃいました。
引き続き、失礼なご発言です。
当たり前です。
豊作だと安く、不作だと高くなるのです。
品質が同じであれば、需要と供給のバランスで価格は決まるのです。
これが市場経済です!
市場原理です!
うそでも「まあ、美味しそう!」とか「新鮮ね~」ぐらい言えないものでしょうか?
この畑(10坪)は、2,500円/月で借りてます。
10坪を、土日だけの作業で管理するのは、結構大変です。
時期によっては、一週間、畑を放置したら、草だらけになってます。
この辺の相場では、かなり良心的な方だと思います。
ただ、毎月2,500円分を回収できているかと言えば、自信ありません。
大量に収穫できる月もありますが、冬場はほとんど収穫ありません。
更に、肥料や苗や種代も、かかります。
その他、農業資材も“ばか”になりません。
もちろん固定費は0です。
欲しいときに、必要な野菜が収穫できず、欲しくないときに収穫できてしまい、合理的とは言えません。
しかし、お金のために家庭菜園をやっているわけではありません。
育てる楽しさや、新鮮な野菜が食べられること、安全面など、自分で作らなければ得られないことも、たくさんあります。
たぶん、家庭菜園をやっていなければ、休日は、一日中でテレビを見ているのではないかと思います。
とは言え、経済的にもメリットが出せるのであれば、その方がいいに決まってます。
せっかく収穫してきても、歓迎されないのは面白くありません。
「そこそこ高い野菜や果物を、作ればいい」とお思いでしょう。
例えば、イチゴやスイカも作れるのですが、人にあげられるような立派なものは、私には作れません。
とても、スーパーの粒ぞろいのイチゴの横には、並べられません。
一昨年は、パパイヤ植えて大変なことになりました。
そうなんです。
比較するから、落ち込むのです。
そこで考えたのですが、比較できないものを作ればいいのです。
「唯一無二」とまでは言いませんが、その辺であまり売ってないものを作ればいいのです。
安かろうが、高かろうが、比べようがなければいいのです。
見た目がよかろうが悪かろうが、こんなもんだと思わせればいいのです。
価値観の判断がつかなければいいのです。
希少性で勝負です。
“奥さんに「安い野菜しか、収穫してこないんだから」とは言わせない作戦”の第一弾として、「タイガーナッツ」を選択しました。
「タイガーナッツ」ってご存じでしょうか?
「タイガーウッズ」じゃありません。
ナッツだと思われるかもしれませんが、草の根っこにできる豆粒みたいな塊(塊茎)です。
ナッツの定義をよく知りませんが、木の実ですよね?
であれば、ナッツではあません。
落花生と同じく、土の中にできるから、豆類になるのでしょうか?
それとも芋類でしょうか?
ナッツみたいな味がするんでしょうか?
食べてみたいものです。
「タイガーナッツ」は、スーパーフードとして話題になってる(なった?)みたいです。
そのまま生で食べられて、ナッツに比べてカロリーが低く、ビタミンE、食物繊維が豊富で、オレイン酸も含んでいるとの事です。
ただ、ネットで見るかぎり、地上部は雑草です。
この畑でも見かける、カヤツリグサという、雑草そのものです。
私がよく、引っこ抜いてるやつです。
こんなもの、育ててたら「なに、雑草育ててるんだ?」とか
「雑草生えてたから、抜いといたぞ」とか
近所の菜園の方から言われそうです。
しかし、勝手に生えてくる雑草みたいなのだから、この「タイガーナッツの栽培は簡単なんではないでしょうか。
楽観的に考えましょう!
とりあえず、20粒ほど、種?(塊茎)を植えてみました。
(「タイガーナッツ」の写真の前の、白く囲ったのが、種です)
無事成長しましたら、改めて、ご報告いたします。
ただ収穫する前ではありますが、気になることがあります。
「安い野菜」とは言われないかもしれませんが、
喜ばれるような予感が、まったくしないのは何故でしょうか?
雑草にしか見えないからでしょうか?
既に選択ミスでしょうか?