家庭菜園のニンニクを収穫してきました。
ニンニクは、栽培期間は長いのですが、連作障害が少なく、手間がかからないので毎年同じ場所に植えています。
今年も、地上部が枯れてきたので、堀り上げて見まました。
一応ニンニクは付いていたのですが、例年に比べ小さいのです。
毎年、拳ちかくあるニンニクが収穫できるのに(ジャンボニンニクではありません)、今年は猫の拳ぐらいしかないのです。
それも、紫色がかっています。
アラート発令中です。
毎年、バラ売りのニンニクを2株買って植えるだけで、品種などは選べないのです。
品種が選べるのはネット袋入りになります。(私が行くホームセンターでは)
ネット袋に入ったニンニクで、一番ちいさいのは500g入りです。
500gで7~8株は入っていそうです。
これでは、多すぎるのです。
ニンニクは、1株に5~10個ぐらいの鱗片がついていると思いまず。
1株に4個以下の鱗片のニンニクを見た記憶がありません。
1株に3個だと相当迫力がある鱗片になると思います。
ホールケーキが3等分に切り分けられていたら、驚きますよね。
ケーキの切り方とは全く関係ないですが。
この鱗片を畑の畝(うね)に20~30㎝間隔に1個づつ植えます。
ニンニクを2株買えば、10~20個植えられてしまうことになります。
8株入りのニンニクを買ったら、うちの小さな家庭菜園のほとんどに、ニンニクを植えなくてはならなくなります。
そんなニンニクだらけの家庭菜園、見たことがありません。
近所で「スタミナ万点オヤジ」とか呼ばれそうです。
収穫したニンニクのほとんどは、吊るして乾燥させてから保存します。
数ヶ月は使えます。
しかし、すべては乾燥させませんでした。
取り敢えず、採れたての新鮮なニンニク3株をホイルに包んで、オーブントースターで焼いてみました。
小ぶりですが25分ぐらいかかりました。
奥さんと娘と私で、1株づつ食べました。
在宅勤務中に、”行き場の無いスタミナ”をつけてしまいました。
採りたて、焼きたてのニンニクは、ホクホクで、お芋のようにやわらかく、みずみずしくとても美味しかったです。
乾燥したニンニクとは一味違うのです。
取れたてニンニクを食べられるのは、我々ニンニク生産者の特権です。
そのくせ、25分間も火を入れてるせいか、翌日は全く臭いませんでした。
家族みんなで食べていたうえ、Stay homeだったので、ニンニク臭に気づかなかっただけかもしれません。
これと、いっしょに食べたものがあります。
それは、にんにくのムカゴ(珠芽、零余子)です。
ムカゴ(零余子)といっても「鬼滅の刃」に登場するキャラクターではありません。
(ムカゴをネットで調べていたら、「鬼滅の刃」のキャラクターのムカゴが引っかかったので、時流に乗っている振りで引用してしまいました。ムカゴが何者か全く知りません)
ムカゴはニンニクの茎に生っているのです。
地中にニンニクが、地上にムカゴが生っているのです。
色も形もそっくりで、親子みたいです。
このムカゴを、初めて食べたのですが美味しいのです。
同じくホイルに包んで焼いて食べたました。
形もニンニクと同じですが、食感も同じくホクホクで、ちゃんとニンニクの味がするんです。
食べていいかどうかは知りませんが、今のところ無症状です。
山芋のムカゴは時々買ってビールのつまみにしたり、ムカゴご飯にしてていますが、ニンニクのムカゴは初めてでした。
そして、ウキペディアでムカゴ検索すると、
“むかご(零余子,珠芽[)とは、植物の栄養繁殖器官の一つで、わき芽が養分を貯え肥大化した部分のこと。主として地上部に生じるものをいい、葉腋や花序に形成され、離脱後に新たな植物体となる”
となっていました。
ムカゴを植えて、芽が出たという、ブログも見つけました。
来年はムカゴを保存し、植えてみたいと思います。
これで、ニンニクを永遠作り続けられるかも知れません。
共存していきます。
With MUKAGO! です。