今週のお題「おうち時間2021」
外で酒が提供されないのであれば
「まん防」が5月31日まで延期になりました。
飲み屋はほとんど営業していない、焼肉屋も寿司屋も蕎麦屋も酒を提供しない。
家飲みしかありません。
ということで、久しぶりに燻製を作ることにしました。
燻製のはウィスキーに合うのです。
食材は、
・まったく下準備のいらない、「6Pチーズ」と「ウズラ卵の水煮」
・一晩、冷蔵庫で重しを載せて水分を抜いた、「木綿豆腐」に塩を振りかけたもの
・スーパーで買ってきた、「ホタテ」と「イカの切り身」です。
ホタテとイカはひと手間かかります。
水に対し、10%ぐらいの塩、5%ぐらいの砂糖、コショウを少々、ローリエを1枚入れて、ひと煮立ちさせます。(白ワインがあったので少し入れました)
これ(ソミュール液と言うらしい)が冷めたら、ジップロックに入れ、ホタテとイカも入れて冷蔵庫で漬け込みます。
ホタテは3時間ぐらい、イカは6時間漬け込みました。
取り出した、ホタテとイカを軽く洗ってキッチンペーパーで拭き、完全に乾かします。
これで準備完了です。
手抜きの私がやっても、これくらいの時間はかかります。
すぐに燻し作業に入りたいなら、下準備のいらない、チーズ、ウズラ卵、ミックスナッツ、魚肉ソーセージなどがオススメです。
庭で燻製を開始
食材が揃ったら、燻製の準備です。
台所で燻すと、嫌がられそうなので庭で準備しました。
用意したのは、折り畳み式の燻製器。
何年前に買ったか覚えてない、サクラとリンゴのチップ。
(燻製チップに使用期限はあるのでしょうか?)
そして、今時珍しい?電熱線の電気コンロです。
昔、父親がこんな電気コンロで湯豆腐を食べていたことを思い出します。
昭和の産物です。
カセットコンロやIHコンロに押され、電気コンロはあまり見かけない気がしますが、これは燻製に向いていると思うのです。
この電気コンロを弱で使うと、燻製器の温度が100度以下でキープできるのです。
いわゆる、温燻が簡単にできるのです。
私でも、燻製ができるのは、電気コンロのおかげだと感謝しております。
燻製器、チップ 電気コンロと「三種の神器」が揃いましたので燻製の開始です。
先ずは、缶ビールの栓を開けます。
そして、準備した食材を、燻製器に並べます。
チップを金属製の皿ひとつまみのせ、電気コンロに置きます。
これに、燻製器を被せ、スイッチONです。
だんだん煙が出て、15分ぐらいで煙が出なくなります。
チップを交換してさらに15分ぐらい燻します。
食材の色を見ながら、もう15分ぐらい燻すと、チーズやホタテはいい色になってきました。
豆腐、イカ、ウズラ卵は、まだ足りない感じです。
騒ぐな!小学生
缶ビールを片手に庭に座り、のんびり燻していると、外を歩いている小学生の声が聞こえました。
「なんか臭うな~」
「ちょっと煙むくないか~」
「火事じゃねーの?」
私は、あわてて電気コンロのスイッチを切りました。
スイッチを切ったからといって、すぐに煙や臭いが消えるわけでありません。
“火事じゃないから騒ぐな。”
“もうすぐ終わるから、あっち行ってくれ”と祈りました。
しかし、息をひそめている場合ではありません。
いい年のジジイが、大人気なさ過ぎます。
大事になる前に、自首するしかありません。
小学生に、事情を説明しようと、庭の生垣から道路を覗くと、小学生の3人組は、臭いのことなど無かったように、歩いて行ってしまいました。
小心者のジジイを、驚かせやがって…
その後、通報されることもなく、無事燻製は完了しました。
燻製はすぐ食べるより、しばらく時間を置いた方が、味がなじんで美味しいのです。
しかし、私には時間がありません。
その日の晩酌でいただきました。
燻製試食
ホタテは最高に美味しかったのです。
イカはソミュール液への漬け込み時間が短かったのか、塩が足りなかったのか、何か物足りなかったので、ハーブソルトをかけていただきました。
豆腐もしょうゆを一滴垂らしていただきました。
チーズもウズラ卵は安定の美味しさでした。
「おうち時間2021」もいいですが、近所や小学生から怒られない、スモキーな「炭火焼鳥屋」で早く飲める日が来ることを願います。