うちの奥さんと娘は、やたらとエスニック料理が好きなのです。
聞いたことのない料理名やスパイスにも詳しいのです。
ときどき、聞いたことのない料理やきいたことのないスパイスが香る料理が出てきます。
今、松屋の復活メニュ-で話題となっている「シュクメルリ」というものも、何年か前に奥さんが作っていました。
「シュクメルリ」はグルジア(ショージア)料理らしいです。
グルジア料理をエスニック料理というかどうかは解りませんが、味は、不味くはなかったと思います。
松屋のホームページを見る限り、にんにくの効いたホワイトシチュウに、鶏肉とジャガイモではなくサツマイモが入って、チーズがかかっているような料理です。
特に変わったスパイスも入ってなく、レシピからみても、安定の美味しいさが想像されます。
料理名は聞きなれませんが、初心者向け「聞いたことない料理」です。
先日、我が家の夕食で、「シュクメルリ」が松屋のメニューにあるらしいという話題になりました。
奥さんが、「わたしは、松屋より先に、シュクメルリ作ったわよね」と自慢げに言いました。
今販売されている、松屋の「シュクメルリ」は、復活ということみたいなので、奥さんと松屋の、どっちが早かったかは判断できません。
しかし、松屋で料理名を知って、作ったわけではないようです。
奥さんも、実は本物の「シュクメルリ」を食べたわけではないので、本物を食べてみたいようでした。
松屋の「シュクメルリ」が、本場グルジア料理かどうかは別にして、手軽に味見をすることは可能です。
シュクメルリを、テイクアウトしたら、奥さんも喜ぶのではないかと、ふと思いました。
ということで、先週の土曜日に、実行しました。
お店で待つのは嫌なので、事前に予約しました。
アナログの私は、WEB予約ではなく、当然電話で予約です。
早速、お店に電話しました。
私は「テイクアウトをお願いします」と言うと、
お店の方は「ありがとうございます。ご注文は何になさいますか?」とおっしゃいました。
「シュクメリルを単品で一つ、お願いします」と言いました。
するとちょっとの間があり、「うちは、扱ってません」と店の方がおっしゃいました。
最初は、店舗で”取り扱いがある店”と、”取扱いのない店”があるのかなあ?
と思いました。
そして、「あっと」と気づきました。
私は「松屋」ではなく、「すき家」に電話してしまっていたのです。
「失礼しました~」とあわてて電話を切りました。
いやー本当に失礼なことをしてしまいました。
気を取り直して、最寄りの松屋の電話番号を調べました。
何度も、「すき家」ではなく「吉野家」でもなく「松屋」あることを確認の意上電話を掛けました。
お店の方は、間違いなく「松屋〇〇店です」と言ったのを確認しました。
そして「テイクアウトをお願いいたいのですが」と言うと、
すき家の店員さん同様に「ありがとうございます。ご注文は何になさいますか?」とおっしゃいました。
私は、ちょっと緊張し「シュルメリル」を単品で一つお願いします」と伝えてしまいました。
お店の方が「ハイ、シュクメルリ」でしょうか?
「はい、シュクメリル」ですと答えました。
ボロボロです。かなり動転していたようです。
どれが、正解か分からなくなっていました。
英語発音をしてしまった。グルジア語発音をすればよかった。
と、自分をごまかしました。
30分後、なるべくお店の方と目を合わせないように「シュクメルリ」をテイクアウトできました。
ご飯なしの単品で590円でした。
夕食のときに、奥さんと娘と3人で味見をしました。
鶏肉もたっぷり入り、サツマイモも入りでボリュームがあり、これに、パン一片あれば十分な気がしました。
味はニンニクが効いて、とっても美味しかったです。
特に、若い人が好きそうな味だと思いました。
しかし、改めてレシピを見ると、サツマイモを入れないものや、チーズがかかってないものなど、いろいろでした。
ということで、今回のまとめ
・テイクアウトはWEB予約が確実
・「シュクメルリ」は「すき家」では扱ってない。まして「吉野家」でも扱ってない。
・「シュクメルリ」が正しく、「シュクメリル」ではない。まして「シュルメリル」でもない。
・しかし、「シュルメリル」でも、たぶん通じる。
・本場「シュクメルリ」に、さつまいもが入るものかどうかは、継続調査が必要。
・今後「シュクメルリ」と正しくオーダーできるか不安である。