これはサフランです。
クロッカスと区別はつきませんがサフランです。
サフランの花は紫だけです。
クロッカスの花は黄色や白、紫もあります。
従って、紫だからサフランとは言い切れません
だいたい、クロッカスは春に咲くと思うのですが、11月に咲いているのでサフランと言っていいと思いますが、言い切れません。
決定的な違いは、めしべです。
クロッカスのめしべは短くて黄色い(たぶん)と思うのですが、サフランのめしべは長くて赤いのです。
このめしべがあれば、サフランと言い切れると思います。
このサフラン、違和感ありませんか?
そうです。めしべが無いのです。
先日、私がすべてピンセットで抜きました。
サフランライスを作ろうと思ったからです。
抜いためしべは、乾燥させています。
サフランのめしべは、赤いのですが、めしべを引き抜いたピンセットをウェットティッシュで拭くと黄色いのです。
この黄色の色素でサフランライスが作れるのです。
最もポピュラーなのは、パエリアの黄色いライスです。
サフランライスに、カレーをかける方もいらっしゃいます。
オシャレなカレーです。
しかし、一つのプランターから、めしべはこれしか収穫できないのです。
高価な理由がわかります。
花の時期は短く、すぐに葉っぱだけになります。
綺麗に咲いたと思ったら、めしべを抜かれ、すぐに枯れてしまいます。
プランターにほったらかしですが、毎年花を咲かせます。
毎年、株が増えている気がします。
球根が、分けつしているのだと思います。
サフランは血管を広げたり、血液をサラサラにしたりと体にもいいようですが、年に1回、これだけ食べてもどうにもならない気はします。
せっかく収穫したのだから、サフランライスのレシピを見てみました。
2合のお米にサフランひとつまみ。
解かりません。
他のレシピを見てみました。
2合のお米にサフランひとつまみ(0.1g)。
解りません。
他のレシピを見てみました。
2合のお米にサフラン0.1g(50本程度)
全然足りないことが、解りました。
薄めのサフランライスを作るか?
薄い黄色のご飯って、古米みたいで美味しくなさそうです。
1合のサフランライスを作るか?
家族で1合は少なすぎます。
「くちなし」で黄色に染められるみたいですが、少しとはいえ、サフランがあるのだから、自力で何とかならないのでしょうか?
何日かして、プランターを見ると、新たにサフランが咲いていました。
めしべを抜いたサフランは枯れかけているのですが、新たに咲いたサフランには、赤いめしべが輝いているのです。
藤川球児が最後を飾って、9回に登板した感じです。
真っ赤な火の玉ストレートが、黄色に染め上げるのです。
これで、50本達成です!
2合のご飯が炊けます!
2合なら、パエリアが作れるかもしれません。
純粋サフランのパエリアがです。
「くちなし」や「ターメリック」にセーブは任せられないのです。
セーブ王の意地があるのです。
ありがとう! 藤川 球児