計画性のない生活

サラリーマン生活も終盤を迎え、日常の気になることや面白いことを書かせていただいてます

10万円から給付します

ウチでは、家電製品の保証書や取説をファイルボックスに入れて、メタルラックに収納してあります。

全く整理してないので、ファイルボックスがいっぱいになっています。

破棄したり、壊れたりして現存してない家電の保証書なども、保管されていると思うのです。

この機会に整理することにしました。

整理を始めると、ファイルボックスの中に、20年ぐらい前に買った、SONYの初期のデジカメ「Cyber-Shot P1」の製品登録書が封筒に入っていたのです。

当時はメモリースティックに画像が記憶されるという事に驚きました。

撮ってすぐに見れるし、いらない写真は削除できるし、現像という工程が消えた衝撃の記憶があります。

 

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子供が小さかったこともあり、デジカメはどこへ行くのにも手放せませんでした。

懐かしくて封筒を開けると、登録書と一緒に、なんと1万円が10枚入っていたのです。

なぜ、10万円が入っていたのかは全く記憶にありません。

当時デジカメは高価で「Cyber-Shot P1」は10万円近くしていたと思うのです。

お小遣いで10万円を貯めていたのに、家計費で支払ってもらったので、使わなかったのではないかと想像します。

理由はともあれ、あると思っていない10万円が手に入るなんてラッキーです。

 

20年前のことなので、1万円札が旧1万円札なのです。

さすがに聖徳太子ではなく、福沢諭吉にはなっていますが微妙にデザインが今の1万円札とは違うのです。

今みたいに、偽造防止のホログラムも入っていないのです。

たぶん、今の1万円札しか知らない、若い人が見たら違和感を覚えると思います。

というより。偽札に見えるかもしれません。

 

そもそも、スーパーやコンビニのレジは自動釣銭機になっているので、使えないかもしれません。

 

SUICAやPASMOには入金できるのでしょうか?

電子マネーにはどうなのでしょうか?

安易にコンビニで使って、バイトのお兄ちゃんに「偽札だ!」とか騒がれたくありません。

 

心配でネットで調べてみると、一つ前のお札なら銀行のATMで入金できるようでした。

聖徳太子の1万円札や、伊藤博文の千円札はダメかもしれませんが、旧福沢諭吉の1万円札はATMで使えそうです。

 

早速、駅前のメインバンク(サブバンクはありませんが)の「みずほ銀行」のATMに行ってきました。

10万円をATMに入れますと、9万円しか入金できません。

1枚は偽札か?

再度、1万円を追加入金すると受け付けてくれました。

何か汚れでもあったのかもしれません。

10万円の入金が終わるやいなや、10万円を引き出しました。

無事、ホログラム入りの最新の福沢諭吉1万円札への両替が完了しました。

 

私が両替したこの10万円は、私が20年前に爪に火を灯して貯めたお金なのです。

それも、子供の思い出を残すという純粋な目的でデジカメを買うために貯めたお金なのです。

20年前にバーやナイトクラブに行くことを自粛して貯めたお金なのです。

堂々と私が使っていいお金なのです。

 

ただ、私の性格から苦労して貯めたお金なら、忘れるはずがない気がするんです。

忘れるという事は、あぶく銭であった気がするんです。

孫の写真を撮るために、デジカメが欲しいとか言って、ジイジやバアバにお金を出させたような気がしてきました。

それにもかかわらず、家計費で払わせたために浮いた10万円だったような気がしてきました。

さすがに、すぐに派手に使うと足が着くと考えて「Cyber-Shot P1」の製品登録書が封筒に隠したのかも知れません。

この辺は、小者だけに慎重になったに違いありません。

そして、今日まで10万円の存在を忘れてしまった。あり得る話です。

 

この度、政府から給付される一律10万円の目的は、緊急事態宣言下、不要不急の外出を自粛し、感染拡大防止に取り組んでいる国民が敬意と感謝の気持ちをもち、一致団結して国難に当たるために給付される10万円との事で、解ったような解らないような目的です。

収入が半減した人への30万円給付からの一転した給付で、不要な人は申請書の「希望しない」にチェックをすればいいそうです。

しかし、貰わない人は、政府が掲げる給付目的の、一致団結して国難に当たる気がない人になってしまわないでしょうか?

アベノマスクのような費用に使われないように、10万円を申請した上で、寄付したり、休業せざるを得ないお店に使った方がいいのではないでしょうか?

 

私も、先ほど銀行で両替した不労所得の10万円から、帰りに感染拡大防止に取り組み、テイクアウトだけになってしまった、行きつけの焼き鳥屋で、焼き鳥を買って帰ります。

残りは、一致団結して国難に当たっていただく目的で家族で分配します。

財源は明かせませんが。