私は、本日2019年12月27日で仕事納めです。
同じく最終日なのが、銀座線の渋谷駅ホームなのです。
長い間ホームは、東急百貨店のビル内に設置されていましたが、今日で最後なのです。
来年からは少し、ヒカリエ側に移動して明治通りの上にホームが設置されるそうです。
昔からよく利用していたホームですが、狭くて、暗くて、歩きにくくて何の思い入れもありませんでしたが、思い出はあります。
無くなると思うと寂しい気がします。
子供の頃は路面電車の玉電(玉川電気鉄道)が国道246号線を走ってました。
三軒茶屋方面から乗車すると、渋谷の手前で道玄坂に入り、道玄坂から現在のマークシティーの方へ向かって行ったところに渋谷駅があった気がします。
その脇に銀座線が見えていたのは留置線だったのでしょうか?
浅草に親戚がいたので、玉電で渋谷に出て、地上3階まで階段を上り、銀座線で浅草まで行くことがありました。
何で地下鉄なのに「渋谷駅」のホームは地上3階にあるのか不思議でした。
外の景色が見れないので、渋谷~浅草間をものすごく長く感じていました。
そのせいか銀座線はあまり好きではありませんでした。
帰りは、「渋谷駅」に着く前に、高架で明治通りを越えてホームに入線するのが印象的でした。
長い間の地下の単調な車窓の最後に、「渋谷駅」周辺の派手な景色が飛び出してきて、ホームに入線するという趣向が楽しかったのです。
降りたホームから、電車が留置線に退いていくまでしばらく見送っていました。
現在も「渋谷駅」では、地上3階のホームから乗って、高架で明治通りを渡りトンネルに入ります。
特に下り坂を走っている気はしないのですが、次の「表参道駅」に着くと、そこは地下1階なのです。(改札は地下2階)
地下鉄が地上3階から出発するのも不思議でしたが、次の駅で地下1階になっているのも不思議でした。
どう考えても、1駅で地上3階から地下1階まで急降下している気はしないのです。
多分、「渋谷駅」の地上3階からほぼ水平に移動すると、「表参道駅」の地下1階に着くのではないかと思います。
国道246の表参道の交差点から、青学の前を通り、渋谷方面に向かうと「渋谷駅」は右から宮益坂、左から金王坂に挟まれたところに立地しています。
宮益坂から「渋谷駅」を越えたあとは道玄坂を登っていくことになります。
金王坂から「渋谷駅」を越えて南平台まで向かう国道246も急な登り坂です。
「渋谷駅」はすり鉢の中にあるのです。
まさに谷なのです。文字通り渋谷なのです。
この渋谷の立地を冷静に考えると、1駅で地上3階から地下1階になっていても不思議では無いのかも知れません。
来年から新ホームになりますが、高さは現在の地上3階と変わらないのではと思います。
渋谷は100年に一度の再開発と言われていますが、今後も子供たちは、永遠の謎を受け継いでくれるのでしょうか?
「なぜ地下鉄なのに地上3階にホームがあるの?」