計画性のない生活

サラリーマン生活も終盤を迎え、日常の気になることや面白いことを書かせていただいてます

おしゃべりな息子

GWに息子が帰って来ました。

帰って来たといっても都内で一人暮らしをしており、1時間弱で戻ってこれるんです。

正月以来会いましたが、相変わらずよくしゃべります。

 うちの息子は、思春期の真っ只中という時期にもよくしゃべっていました。

友達がいないわけでも、学校でしゃべれなくて会話に飢えていたわけでもなかったと思います。

学校から帰ってくると母や妹を捕まえては、しゃべりまくっていました。

話題は多種多様で、二人とも辟易しているのに息子はおかまいなしでした。

話も長いのです。

 

私の高校時代は、親と口を利くのがうっとうしく、なるべく自分の部屋に居たもんですが、うちの息子とはぜんぜん違いました。

ひきこもりとか家庭内暴力とかよりは、はるかに楽でしたが、男の子なのでちょっと心配でした。

 

 ある日の妻と息子の会話は面白かったのを覚えています。

妻が夕飯の支度をしていると、近寄ってくる息子に警戒し、妻は先制攻撃をしかけたのでした。

「今忙しいんだけど何か用?」

気勢をそがれた息子は、しかたなく

「今日のご飯何?」

とおざなりの質問をしてました。

コシヒカリよ! ササニシキがよかった?」と妻。

チゲーヨ! 品種聞いてんじゃねぇよ!今日の夕飯は何かって聞いてんだろ!

おかしいんじゃない?あんた何様!」との息子の怒りに対し、

「おかあ様よ!お嬢様に見える」といった感じでした。

 

きっと「今晩のお鍋は何?」って聞いたら、

「土鍋よ。ステンレスが良かった」とか言われてしまったのでしょう。

 

今度、機会があるときに妻を特集でご紹介させていただきたいのですが、妻との会話は普通じゃないのです。

 

例えば、

<外で遊んで帰ってきた息子に>

妻「手 洗った?」

息子「洗った!」

妻「昨日じゃないわよ」

 

<トイプードルの毛の退色をみて>

妻「昔は濃茶色でブラックコーヒーみたいだったのにカフェオレになっちゃた」

私「おじいちゃんになった証拠だよ」

妻「夜店のひよこみたいね」

 

<娘が自分のセーターを買ってきて>

娘「いい色でしょう?」

妻「きれいなスモーク サーモンピンクねぇ」

娘「スモーク要らなくない、くすんじゃうし」

 

 

話を戻しますと、息子は今現在、一人暮らしをしているわけですが、聞き役がいなくて大丈夫なのでしょうか?

「OKグーグル」とか「Hi アレクサ」とか話かけまくっているのでしょうか?

AIスピーカーに「チゲーよ」とか言っているのでしょうか?

AIもさぞかし“うっとうしい”ことでしょう。

 

なぜ、男なのにおしゃべりか?

思い当たることといえば、私の父もおしゃべりでした。

朝、起きた瞬間から機嫌よくしゃべっていました。

 

さすがに息子は、寝起きは悪く、朝はブッスと静かにしています。

朝から、ハイテンションで、寝る寸前まで、一日中機嫌よくしゃべりまくる私の父より、朝は静かな分、息子の方がまだましなのかも知れません。