朝、会社に着いて、今日のスケジュールを確認し、パソコンメールのチェックを済ませ、一段落したあと、トイレに行くのが日課となっています。
このタイミングでトイレに行くと、十中八九清掃のおばちゃんがいるのです。
この時間は、トイレに行くのが日課の人が多いので、掃除の時間から外して欲しいと思います。
しかし、おばちゃんも、このフロアーのトイレ掃除だけがお仕事ではないのだから無理は言えません。
掃除のおばちゃん、トイレットペーパーの交換をしたり、洗面台の液体石鹸を継ぎ足したり、忙しそうに働いているのです。
そんな中、「使ってもいいですか?」と声を描けます。
毎日、掃除中なのに使っているのだから、OKなのはわかっています。
しかし、礼儀として、一応承諾を得ます。
これが便器借用者としての常識なのです。
非常識なうちの奥さんなら、「トイレ借ります」と言われたら
「必ず返して下さい」と答えると思うのです。
おばさんは、異常に腰が低く、「どうぞ、どうぞお使いください。スミマセン。スミマセン。」と恐縮するのです。
掃除中のお忙しいところ、こちらが無理を言って使用させていただくのだから、おばさんが恐縮する必要はまったく無いのです。
こっちがお邪魔してスミマセン。なのです、
用を済ませ、手を洗っていると、「どうぞごゆっくりされてください」などと、
また声をかけられるのです。
“ごゆっくり”といわれても、何度も出るわけないし、手以外に洗うところもないし、そんなにゆっくりもしてられないのです。
「お邪魔しました」といってトイレを出ようとすると、
「お疲れ様でした!」と大きな声で見送ってくれるのです。
見送られながら、いつも思うのは、“別に疲れてません” と思ってしまうのです。
どうもこの「お疲れ様でした!」に毎回違和感を覚えるのです。
用を足したあと、声をかけていただくとしたら、
「ナイス ファイト!」違う、
「ナイス イン!」違う、
「ナイス シュート!」違う、
「おめでとうございます」違う、
「毎度ありがとうございます」違う、
「またのお越しをお待ちしております」違う・・・
放尿、排便に対し、かける言葉は不要なのではないでしょうか?