40台からリアップを愛用してます。
禿げている訳ではないのですが、抜け毛が気になったので使い始めたのです。
その後、毛量は大きく変化はしてないと思うのですが、“リアップを使っていなかったら今頃は禿げていたのではないか、相当薄毛になっていたのではないか”との強迫観念で止められないのです。
従って、効果の有無は実感しているわけではないのに使い続けるのは、“ワシのマーク”の術中にハマッテいるのかも知れません。
そして、最近また抜け毛が気になりだしたのです。
抜け毛を見ると短い毛なのです。抜け毛が短いのです。
長い毛なら、生え替わりのサイクルを全うして抜け落ちたと考えることが出来ますが、短い髪が抜けるのはいけません。
申し開きのしようもございません。
リアップが効かないのだと思えばあきらめるのですが、リアップX5(有効成分5倍)なら抜け毛が止まるのではないかと思ってしまうのです。
これは完全に依存症になっています。
一度はまった育毛剤の闇の世界から、簡単には抜け出せないが髪は抜けるのです。
そして、何かに引き込まれるようにドラッグストアに来てしまいました。
X5は普通のリアップの半分の量しか入ってないのに、値段はほぼ同じなのです。
X5は普通のリアップの約2倍ということになります。
普通のリアップの有効成分が1%なのに対しX5は5%なのだから、価格が5倍になってないだけましか?
いや、効果が5倍あるわけではないということか?
“ワシのマーク”が“ハゲタカのマーク”に見えてきました。
とはいえ、背に腹は替えられず(使い方間違ってますか?)棚から1本とり、レジに並びました。
ようやく順番が来て、レジの方にX5を渡すと、「しばらくお待ち下さい」と言って依存症患者を一般客と隔離するようにレジの横に放置したのです。
店内放送では、薬剤師をレジに呼ぶアナウンスが聞こえました。
しばらくすると薬剤師がやってきました。
「ご使用は初めてですか?」と聞いてきました。
「普通のリアップは使ってますがX5は初めてです」と答えました。
「本剤も、一般薬医薬品ですが普通のリアップ同様医薬品1類に分類されます。使用上の注意を簡単にご説明します。少しの間お時間よろしいでしょうか?」と機械的に言われた。
この医薬品1類というのが面倒臭いのです。
普通のリアップは何年も使い続けているんだから、あんたより詳しいですよ。と思ったが、レジを並んでいる人に注目を浴びたくないのでおとなしくうなずきました。
依存症患者として事を荒立てたくは無いのです。
デリケートな病気なんだから、そっと販売して欲しいのに、見世物になっているのです。
みーんな、人の頭ばっかり見ている気がするのです。
「まだX5じゃなくて大丈夫そーよ。」
「もう遅いんじゃないの」
「アートネイチャーやアデランスの方が確実よ」
とか思われているのではないのでしょうか?
そんな状況をまったく感じないのか、薬剤師は情報提供と称し淡淡と説明するのです。
「現行品よりも高い育毛効果が認められますが、副作用の発生率も上がります。使用量を正確に守ってご使用下さい」
解りました。何でも言うこと聞くから早く売ってください!と心の中で叫んだ。
薬剤師は薬剤士ではなく師匠の師なんです。
依存症が続くかぎり、月に1回こんな目に遭うのです。
早く、医薬品3類になって、薬剤師の教育的指導を受けなくても購入できる育毛剤になっていただきたいのです。
ワタシの頭がハゲタカのマークにならないうちに。